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2016.09.06 檜又谷 大スラブ沢

メンバー: YZ
タイム :蓬沢林道基点6:22 大スラブ沢出合7:25 支稜線10:45
     武能岳肩登山道11:11 蓬ヒュッテ11:35 基点13:11
天候  :晴れ時々曇り

先週計画したものの、台風による悪天候で中止となった山行。
数日前の天気予報では再び台風直撃で悪天予報だったが
進路は逸れて温帯低気圧に変わったようで予報は好転。

土樽駅方面へ車を走らせると毛渡橋が工事のため通行止め。
仕方ないので越後中里まで戻り、魚野川右岸側に通っている
狭い迂回路を通って行く。11月まで工事らしい。
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気を取り直して蓬沢沿いの林道を進み入渓準備。
作業道を通り檜又谷へ降り立つ。
檜又谷本流は平凡なゴーロの河原歩き。
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単調なゴーロを1時間ほどで大スラブ沢の出合い。
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沢に入るとすぐ奥に門のように立ちはだかる15mほどの滝が見える。
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P9060025.jpg

階段状で簡単らしいが、高さがある上に岩がヌメっていて緊張する。
ホールド、スタンスともに豊富だがスリップしそうで結構怖い。
より簡単なルートはないかと何度か取り付いて見るがどこも同じ。
結局はヌメりを嫌って左壁の草付きあたりを登って行った。

滝の途中から下を見下ろす。高度感あって緊張。
P9060029.jpg

上部の傾斜は緩むがヌメりによるスリップが怖い。
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15m滝の上は傾斜の緩んだスラブ。
滝と言えるほどの傾斜はなく、快適に歩いて行ける。
P9060035.jpg

少し進むとすぐに5m程度の小さな滝が出てくる。
Webの記録で散見されるスリングのかかったこの滝は
岩がヌメっていて確かに悪いが、スリングのある位置から
トラバースしなくても壁の真上がガバなのでそのまま直上できた。
P9060040.jpg

ここからは滝と言えるようなものはなくひたすらスラブが続く。
水量もほとんどなく、乾いた岩はフリクション抜群で快適だ。
少し先に大スラブ沢のハイライトとも言える断層帯が見えてくる。
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見事な景観だった断層帯。
P9060051.jpg

登ってきたスラブを振り返る。
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素晴らしい景色。予想以上に天気も良くて絶景となった。
天気のおかげで景観は素晴らしい反面、暑さも厳しい。
強い日差しを避け、まだ日陰の残る右側にルートを取る。

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P9060079.jpg

P9060080.jpg

スラブを見下ろす。実際の斜度はこの写真で見るより緩いです。
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延々と続くスラブを詰めていくと三俣状になり、真ん中へ。
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藪の薄そうな歩きやすい方へと進んでいくと、やや急になり
大スラブ沢と小スラブ沢を隔てるリッジに突き当たった。
P9060124.jpg


壁は立っているがホールドは豊富にありそうだったので直上。
だが、岩の一部は脆く、ブッシュも短くあまり信頼できない。
後ろを振り返ると小スラブ沢までスッパリと切れ落ちていて
結構な高度感があり、かなり緊張した。
P9060129.jpg

数メートル登り、傾斜が緩むとようやく一安心。
腰程度の笹藪を漕いでもう一歩きで支稜線へ。
この頃には天気も曇ってくれて日差しがなくなり快適に。

上越国境稜線まではもうちょっと。
P9060157.jpg

うっすらとついた踏み跡を辿って快適な尾根歩き。
武能岳肩の登山道直下はやや急で最後の藪漕ぎになる。
登山道に出る頃にはガスと風が出てきて涼しくなった。
P9060162.jpg

ここからは蓬峠を経由して下山。
やがてまた晴れてきて暑さにうんざりしながらの下山となるが
途中の岩清水がとても冷たくて最高においしかった。

アプローチと下山が少し長い割には沢自体はかなり短め。
滝らしい滝もほとんどないが、景観は素晴らしく一見の価値あり。
天気にも恵まれて充実した楽しい山行になりました。

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2016.09.05 黒岩峰

メンバー: YZ
タイム :古峰山登山口6:31 沢出合8:23 稜線10:54
     黒岩峰13:24 国道16:33 古峰山登山口17:32
天候  :晴れ後曇り

ヤマレコを見ていたら神字川から幕岩沢という沢を登って
黒岩峰に出る登山道がかつてあったとの記載があった。
少し興味があり、前回同様藪漕ぎ覚悟で行ってみることに。

前回とは別の古峰山登山口が出発点。
沢沿いに道もあるらしいがよくわからなかったのですぐに入渓。
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しばらくゴーロが続くが大きな岩が目立つ。
魚影は薄く、たまに魚が走る程度だった。
やがて右岸が見事なスラブになった場所でCS滝。
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フリクションを効かせて右岸を進むがスリップしそうで怖い。
落ちても釜が深いので怪我の心配はないが
今日は出来ればずぶ濡れにはなりたくないので左岸から巻く。

その後もちょこちょこと滝が出てくる。
もっと平凡な感じを想像してたのでなかなか楽しい。
P9050008.jpg

この滝も巨岩だらけで見事だった。とにかく岩が大きい印象。
P9050012.jpg

少し沢が開けてくるとナメ滝が出てくる。
ほとんど快適に登れる。ちょっと難しいのも小さく巻ける。
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いくつかのナメ滝を越えたあたりで左岸からナメ滝が合流。
これが幕岩沢だろうか。
P9050029.jpg

当初の計画ではこの沢を遡行して黒岩峰に行き、
黒岩峰の少し先の小さな沢を下降して
再び神字川に合流し、来た道を戻る予定だったが
黒岩峰への尾根も歩いてみたかったので予定を変更。
この沢を登るかどうかも悩むがもう一つ先まで行くことにした。

しばらくして元々の下降予定の沢の出合に到着。
水はほとんど流れていない上に藪で隠れている。
ここが金山沢出合いか。すぐ上には50m滝があったので見に行く。
立派な滝だが直登は不可能、日が当らず近寄りがたい雰囲気だった。
P9050035.jpg

とりあえずこの名前もないような枝沢を遡行することにするが、
すでに源頭の雰囲気。水量は少なく、水はかなり冷たい。
難しいところはないが、どこもかしこもヌルヌルで滑りやすい。
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P9050042.jpg

しばらく進むと雰囲気が変わり、ミニゴルジュの様相になる。
2~3m程度の滝がいくつも出てくるが、ホールドが無く登れないものも。
なるべく直登を試みるが、一度落ちてしまいテンションダウン。
ちょっと難しそうなものは両岸の灌木を使って高巻いた。
P9050045.jpg

さらに水量が減り、沢の様子はスラブ状になる。
斜度はないが、とにかく苔でヌルヌル。灌木を掴みながら進む。
P9050053.jpg

と、このあたりでガサガサっと大きな音がした。
ビビって笛を鳴らしまくる。カモシカだったらいいのだが…。
少し進むとスラブの上の苔がまさに今引っかかれて剥がれた跡が。熊か。
ここから先は笛吹いて大声出して手を叩いてとビビりモード。
藪漕ぎするならやっぱり熊鈴は持ってくるべきだったか。

小さな沢だが、時々わずかに二俣(と呼べるほどではないが)になる個所があった。
基本的に本流っぽい所を進んできたが、徐々に右岸の岩に近づいてる。
P9050062.jpg

このまま壁に突き当たったら面倒だと思い、適当な二俣で右へ入ってみる。
すると案の定すぐに沢状地形がなくなり藪漕ぎ突入。
P9050066.jpg

まぁこの辺りまでくればもともと藪漕ぎするだろうと思っていたので気にせず進む。
時々開けたスラブ状の岩が出てくるが、やはりヌメヌメでまともに登れない。
P9050075.jpg

前回の最後の詰めに比べればこの藪も大したことはない。
目の前に稜線が見え、ようやく藪を抜けたら大展望が広がった。
一際目を引く天狗岩と巻機山方面の絶景。
P9050083.jpg

いつもと違う方向から見る景色は新鮮で、全く違う山のようだ。
しばらく景色を楽しむが、台風の残骸の影響か風が強い。
時刻は11時前、時間にはまだ少し余裕がある。
せっかくなのでもう一つ先のピークまで行ってみることに。
P9050076.jpg

近くに見えたピークは屈強な藪に行く手を阻まれて
なかなか近づいてこない。それでも気合で進んで行く。
そしてようやくピークだと思ったらその先がまだあった。
さらにその先もときりがないので今日はここまで。

来た道を戻るが、遅々として進まない。そしてさらに
その先、黒岩峰までが目の前なのに一向に距離が縮まらない。
P9050137.jpg

この稜線の藪をこいでいる時、笛を鳴らしたら
すぐ近くでドドドドッ、ガサッ、ドドドッと斜面を下るような音。
稜線上は風が強く、藪が常にガサガサと揺れているので
音が通りにくそうだなと思っていたが、
再び至近距離でのニアミスにかなりビビる。怖い。

気休めに景色を見て癒される。アイガメの滝が眼下に見えた。
P9050144.jpg

黒岩峰で昼休憩と思っていたが全然進まないので
適当な藪の中でランチタイム。食べながらも頻繁に笛を鳴らす。
そして再びゆっくりながらも前進、黒岩峰についたのは13:24だった。
黒岩峰頂上は三角点もあり藪も深くなく、展望はよかった。
P9050160.jpg

さて、下山。道なき道を下って行く。
藪も深く、やや広い尾根で明確な尾根筋がよくわからない。
気がつくと尾根から逸れていたり、支尾根に引き込まれそうになる。
その度に方向修正して右往左往。前回と同じだ。
しかも今回は尾根を逸れたと思ったら早めに復帰しようとして
トラバース気味に尾根の上へ上へと上がっていたつもりが
いつの間にか下っていた尾根を登っているということも。
視界が開けた瞬間に自分が逆行しているのに気付いたが
初めての経験で驚いた。こうやって方向を見失うのかと。

何度も迷いながら少しずつ標高を下げていくがまだ先は長い。
P9050180.jpg

所々で岩壁に出ることもあり、その度に大きくトラバース。
斜度もあるので灌木を掴みながらのクライムダウンが続く。
P9050182.jpg

この調子だとヘッドライト下山は確実だなと思った矢先、
トラバースで乗った尾根筋に赤テープを発見。
P9050186.jpg

よかった、これでなんとか無事に下山できそうだ。
ここからの道は歩きやすく、ようやく長かった藪から解放された。
P9050189.jpg

所々急な斜面はあるが順調に標高を下げ、やがて杉林に。
P9050194.jpg

杉林までくればもう国道は目の前だ。
16:33、稜線到着から5時間半もかかって国道に出た。
当初予定とは異なる下山だったのでここから車まで
国道をテクテク歩く。神字川橋から川へ下りて上流へ。
P9050204.jpg

国道に出てから1時間ほどで古峰登山口に到着。

とにかく藪漕ぎに終始して疲れた山行だった。
熊と思わしき獣とのニアミスが続き、怖い思いもした。
当初遡行予定の沢もいつか行ってみたいが、
この藪漕ぎを思うと余程のモチベーションが無ければ厳しい。
それでもいつもと違う景色も見ることができ、充実した山行だった。

2016.08.29 登川姥沢川 南ノ入沢右俣

メンバー: YZ
タイム :古峰山登山口6:06 入渓点6:31 二俣7:31 
     稜線11:25 登山道下降点14:25 登山口15:10
天候  :晴れ

台風の影響が心配だったが、この日までは天気が持ちそう。
どこの沢に行こうかあれこれ悩んだ結果、南ノ入沢右俣に決定。

調べてみると沢自体は短くて難所と言えるような場所もないが
下山に使う旧登山道が藪の廃道となっていてかなり大変そうな印象。
ヘッドライト下山やビバークの記録もあり、下山が核心になりそう。
迷いやすくて大変なのか、藪が濃くて進めなくて大変なのか、
一応ビバークの可能性も視野に入れて気合を入れて出発した。

5:01に自宅を出発、空は綺麗な朝焼け。
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古峰山登山口に到着し、準備をする。目の前の川に丸太橋がある。
ここに登山道の看板。比較的新しいと思われるものも。
P8290007a.jpg

P8290010a.jpg

準備をして6:06に出発。丸太橋を渡りしばらく歩いたところで
ふとさっきの登山道の看板を思い出して登山口まで戻る。

P8290008a.jpg
この看板によると登山道は川を渡らずに右岸側を歩いていく。
川を渡って行くこの道はもう一つの登山口への道ではないのか。
そう思って丸太橋とは反対方向へ進んでみるが、道が悪い。
P8290011a.jpg
頻繁に刈り払いしなければこんなものかと思って進むが、
何処を進んでいいのか分からない。所々にテープが見えるが
登山道のテープではない。伐採関係のものだろうか。
結局15分程彷徨い、やっぱり違うと思い再び登山口へ。
結果的にはやはり最初の通りに素直に橋を渡って行くのが正しい道。
下山に不安があるのでなるべく早く行きたいのに最初からつまづく。

重機も入れそうな広い幅の道を少し歩くと大きな木と看板のある所へ。
ここで登山道は矢印と赤テープの示す右へ折れて進み、まもなく渡渉点、ここで入渓。
登山道は右上に続いている。(画像拡大するとピンクテープも見えます)
P8290016.jpg

沢幅は狭く、両岸からの灌木が煩わしい。
魚影がないという記録も見た気がするが、魚影はかなり濃い。
渓相が釣り向きじゃないから釣り人もわざわざ入らないのだろう。
平凡な沢をしばらく進むと岩にペンキで17という数字が。
P8290020.jpg

なんだろうと思ったらそのすぐ上で沢を横断する登山道が合流。
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今回、時間短縮のために登山道上部からの入渓を計画していた。
その入渓点がさっきの場所だと思っていたが、こちらが正しい場所らしい。
ここに来るまで登山道に分岐は見当たらなかったが、
この右岸の登山道はどこにつながっているんだろう。
さっきの入渓点の先に続いていた登山道はどこへつながるのだろう。
頭の中ノ地形図と実際の地形が合わなくなった。
こんな最初の段階からミスの連発。核心の下山は大丈夫だろうか。

相変わらず平凡ながら魚影の濃い沢を進むと
前方に見事なスラブ滝群が見えてきて思わず声が出る。
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この辺りからようやく滝らしい滝が出てくるが
そのほとんどがナメ滝。
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さほど歩かないうちに右俣と左俣を分ける二俣に到着。
P8290049.jpg

この上も延々とナメ滝、ナメ滝、ナメ滝・・・。
可能な限り直登を試みるが、いくつか難しい滝は
安全第一で灌木とのコンタクトラインを登って行く。
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P8290054.jpg

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下山路の古峰山とその稜線。山頂付近は綺麗な登山道。
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いったんナメ滝群が終了して平凡な渓相に。
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それもすぐに終わり、再びナメ滝開始。
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唯一この滝だけは右岸高巻き。
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高巻きすると踏み跡らしいものが見え、結構人が入っている印象。
踏み跡らしきものはかなり大きく巻いていたので、自分は滝から
あまり離れないようにしたら垂直~ややハングの壁に突き当たり
灌木を掴んでの完全木登りだった。

その上もナメが続くが難しいところはなく快適に登って行ける。
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展望は常に良く、魚沼の街並みが良く見えて気持ちがいい。
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途中枝沢が入る所が何度かあったが常に水量の多い方へ進んだ。
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結構上まで登ってもそこそこの水量がある。

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沢もいよいよ源頭の雰囲気に
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上流部で多く目についた花。
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やがて快適な草付きのスラブ帯へ出る。
見晴らしも良く、風もあってとても気持ちがいい。
P8290113.jpg

P8290112.jpg

時間を気にしてほぼ休憩なしでここまで登ってきたのでここで小休止。
目標にしていた午前中には稜線に出られそうでとりあえずは一安心。
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スラブ帯を詰め、いよいよここから藪に突入。
藪は濃く、なかなか思うように前に進めないが、
とんでもなく酷い藪を覚悟していたのでこの程度なら想定内。
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時々木の上に上がり前方を確認。
すぐ近くに見える気がするが進む速度は上がらない。
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そして40分程の藪漕ぎでなんとか稜線に到達。時刻は11:25だった。
金山沢の向こうに黒岩尾根が見え、稜線上部には割引岳がきれいに見えた。
P8290148.jpg

さあ、いよいよ核心の下山路。
計画書には余裕を持って下山を5時間としたが、どうなるだろう。
歩いてみるとこの付近はよく見れば踏み跡も残っているので歩きやすい。
いつも参考にしているH氏のHPにも記載があったが笹のラインが
旧登山道なので非常にわかりやすい。笹の高さも腰程度だった。
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しばらくは歩きやすい道が続き、所々背丈以上の藪になっても
よく見れば踏み跡らしいものが見える。
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標高1450mあたりまでは比較的順調に下りてこられた。
「この程度なら全く問題ないな」と安心したところで大休止。
ちょうど12時になったこともあり昼飯を食べてゆっくりする。

休憩後に再び歩き始めるが、少ししてルートを外れていることが分かる。
藪斜面をトラバースして稜線上に復帰、踏み跡らしいものが見えたので
辿って行くと姥沢川側のルンゼのようだ。再びトラバース気味に稜線へ。
安心して気が緩んだのか、この周辺が特に迷いやすいのか右往左往する。
忠実に稜線を辿ると廃道らしき道が現れるが、所々で藪に行く手を遮られる。
P8290183.jpg

そんなときに周囲を注意深く見ると開けたルートが見える。
P8290184.jpg

そしてこっちだと思って進んで行くとほぼ間違った道だった。

このあたりはたとえ進めないような藪に付きあたっても
強引に稜線上を進むとまたかすかな踏み跡に合流するので
支尾根に引き込まれないように注意すればひたすら直進がいいと思った。
個人的には標高1450~1250mの200m間が迷いやすく、この廃道の
核心部分だと感じたがそれより上部と下部は思ったほどではなかった。

そしてもう一つの核心部、標高1260m付近にあったこの場所。
P8290187.jpg

一見、登山道によくある落ち葉の積もったぬかるみに見える。
そう思い、躊躇することなく足を踏み出したらズブズブと体が沈んだ。
あまりの深さにかなり焦る。まさかの底なし沼かと思ったが、
幸い腰ほどの深さで止まり、慌てて脱出する。
もし躓いて転んだりしたら本当に死ぬんじゃないだろうか。そのくらい怖かった。
おかげで下半身は泥まみれ。メチャクチャ臭い。
P8290188.jpg

標j高1150m付近からは稜線上に大きな木がいくつか出てくる。
この辺りからは多少の藪はあるものの迷いやすさはあまりない。
P8290198.jpg

所々急斜面もあるが灌木や岩もあり不安を感じるような場所はなく、
数か所ある開けた岩場からの展望は気持ちが良く、疲れも和らぐ。
下ってきた尾根
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南の入沢を見上げる。
写真中央一番高い場所が詰め上がった場所。
P8290243.jpg

右俣上部の様子。写真中央が多分二度目のナメ滝群。
そのやや右上、白い場所が源頭部の草付きスラブ帯。
P8290250.jpg

標高も下がり、古峰山が近い。それにしても暑い。
この日は最高気温34℃、暑くてバテはじめる。
P8290256.jpg

14:25白いポールのある登山道分岐点へ到着。
P8290266.jpg

ここからは刈り払いもされたしっかりとした道。
これでもかとロープや赤テープがつけてある。
P8290267.jpg

登山道を下りること10分ほどで渡渉点に到着。
とにかく早く沢に入りたい、泥まみれの下半身を洗いたい。
投げるようにザックを放り投げて沢につかり、体を冷やす。
P8290272.jpg

ここからは涼しい沢を下って行こうと思っていたが、
この登山道がどこに続くのか知りたかったので登山道で下山。
すぐに馬止めと書かれた小さな広場に。看板にも書いてあった場所だ。
そのまま広々とした道を歩いて行くと鬱蒼とした杉林の中へ。
これはひょっとして一番最初に間違えた右岸側の林に出るのでは…
と思ったが、大きな木と看板のある所へ出た。
P8290276.jpg

ここは登ってくるときに来た場所だった。
どうやらここが登山道の分岐になっているようだが、
下から登ってくると矢印や赤テープが右へ折れるように案内していて
真っ直ぐ進むこちらに道があるようには見えない。自分は気付かなかった。
ということは自分が入渓した場所から先にあった登山道は
もうひとつの登山口への連絡道になっているということだろうか。
この古峰山の登山道は自分がいつも使っている
国土地理院地図の登山道とは異なっているようだ。

15:10、なんだかもやもやしながらも車を止めた登山口に無事到着。
かなり気合を入れて臨んだ核心の下山路は、ちょっと荒れた程度の
旧登山道だと思って行くとやはり危ういとは思うが、
廃道、藪漕ぎを承知でいけば思ったほどではなかった。
藪も楽しめる沢登りというよりも沢も楽しめる藪歩きといった感じで
短いながら登山の総合力が求められるルートのような気がする。

某山の会の某さんなどのもの好き藪好きには楽しめるかもしれないが
自分としてはやはりすっきりした道を歩きたい。
いつかこの登山道が復活する日は来るのだろうか。


2016.8.10-16上ノ廊下~赤木沢~黒部五郎~高天原~烏帽子小屋~高瀬ダム 1日目

メンバー 鈴木輝雄
8月10日
朝一のトロリーバスに乗って黒部ダムへ。軽く身支度をして歩き始める。
今回は、足に不安が有るので荷物も軽量化しました。その為か結構歩けます。
平の小屋まで3時間かからず。12時発の船に余裕です。
ですが犬と遊んだりおやつ食べたりしてたら乗船に遅れてしまい、
少し、待ってもらいました。10人くらいの乗船でしょうか。8分くらいで対岸へ。
ここから単独30代の女性と奥黒部ヒュッテまで同行。歩行2時間くらい。
話を聞くと読売新道から水晶小屋、雲ノ平を抜け薬師岳へ。五色ヶ原から黒部ダムに降りるらしい。
すごいぞそれ。読売新道と薬師-五色ヶ原を一度に歩くなんて。しかもテン泊。
俺も嫌いじゃないんだ、そういうの。がんばってね!
自分は、奥黒部ヒュッテで挨拶と情報をもらい14時30くらいにヒュッテ出発この日のうちに入溪です。
東沢の出会いに立つ。水すくねー。今回は、出会い付近の本流が左岸寄りです。河原が広く感じます。
最初の渡渉がでて来た所で沢支度に着替えます。浅い渡渉を数回繰り返しながらビバーク地をさがします。
砂地が多くてどこでもOKな感じです。16時頃ビバーク地決定です。
ツェルトはって薪集めて、火の番しながら湯を沸かす。結構忙しいぞ。
で、ご飯食べてまだ明るいけど19時前には、就寝。

2014.09.22 西ゼン

ここ最近、ちょっと運動不足気味だったので久々の沢登り。

何度か計画しては天気が悪くて中止が続いていた西ゼンへ行ってきました。

6:00スタートのつもりで自宅を出たのに国道353が復旧工事のために
通行できる時間帯が限定されてることに気づかずに清津峡まで行ってしまった。
その後Uターンして迂回路の大沢峠経由で30分近いロス。

毛渡沢のゲート前駐車スペースには車が一台。同じ西ゼンかな?


6:22 駐車場スタート。
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歩き始める前から思っていたけど予想よりも天気が悪い・・・。
まぁ予報では午前曇りの午後から快晴だったし、そのうち回復するでしょ。
P9221708.jpg


なんてことを思っていたら小雨もパラついてきた・・・。

雨で岩が濡れたらスラブが滑りやすそうで嫌だな・・・。
ガスったままだと景色も見れないしルートも分からないし・・・。
この時点で結構帰りたくなってきて、しばし悩む。

P9221711.jpg

で、雨はちょっと降っては止んでという感じだし、予報はこの後回復だし、
せっかく来たのでとりあえず西ゼンの出合までは行って見ることに。

8:07 西ゼンと東ゼンの出合に到着。

東ゼン
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西ゼン
P9221715.jpg


岩も思ったほど濡れてないし、ガスもそこまで濃くないのでそのまま行くことに決定。

ガスであんまり見えないけど印象的な岩峰。冬に来てもいつも目に入ってきます。
P9221725.jpg

難しくはないけど絶対に転べません。
P9221728.jpg

天気が良ければ絶景なんだろうなー。
何度も中止して天気のいい日を選んだはずなのに・・・。
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滝もいくつかありますがどれも快適に登れました。
この滝だけ唯一右岸を小さく巻きました。
水流沿いに行けば登れそうだったけど水が冷たくて断念。
P9221730.jpg

第二スラブに入った頃から一段とガスが濃くなって・・・
P9221737.jpg

視界が数メートルに・・・ルートが見えん。
P9221740.jpg

でも第二スラブはガバも多いので水流近くをひたすら直登。
第二スラブを登りきって振り返ってみても高度感はありませんでした。
P9221743.jpg

ここから一気に渓相が変わって源頭部の雰囲気に。
P9221747.jpg

沢の水が細くなってきて
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両側からせり出す笹のトンネルをひたすら潜って
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最後は笹薮突入。風が冷たくて寒い。
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上部では紅葉が始まっていてキレイ。天気が良ければもっとキレイなんだろうけど。
P9221755.jpg


笹の藪漕ぎも終わり、平標と仙ノ倉の間の稜線にあるベンチのところに出てきました。
P9221756.jpg

10:56 歩きやすい登山道を少し歩いて平標山頂へ到着。
P9221757.jpg


山頂でランチを食べて大休止していると時折晴れ間が広がった。
登ってる時に晴れてくれればな~
P9221759.jpg

平日でこんな天気にもかかわらず山頂には結構登山者がいた。
休憩してる20分位の間だけでも12~3人がいて半数は若い女性。
夏にはあんまり来たことないけど結構人気の山なんですね。

下山路の平標新道は刈り払いもしっかりされてて思ったよりも歩きやすい。
それでもやっぱり急斜面が多いから疲れた足には堪えます。
P9221762.jpg

でもこの登山道のいいところは西ゼンの絶景。
紅葉の最盛期にきたら最高だろうな~。
P9221777.jpg

下山の道はまだまだ続き・・・
正面に続いてる白いのが仙ノ倉谷でゴールはそのさらに奥まで・・・長いなぁ。
P9221794.jpg


往路では登山道を通ったけどちょっと歩きにくかったので
帰りはそのまま沢を歩いて帰った。どの石も真っ白。
P9221797.jpg

やっと橋が見えた。
P9221798.jpg

あとは林道を15分ほど歩いて終了。

14:02 無事に駐車場着でゴールです。

楽しみにしていた景色が見れずちょっと残念でしたが
久々の山はやっぱりいいな~と実感しました。
いい運動にもなったし、これはこれでまぁいいか。

また天気のいい日に再訪したいです。

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